住所聞き取れず救急隊遅れ 埼玉・川越市、71歳女性死亡

 埼玉県川越市は7日、公衆電話から5日夕にあった119番通報で、詳しい住所を聞き取れないまま救急隊を出動させ、市内の女性(71)宅への到着が30分近く遅れていたと発表した。女性は搬送先の病院で死亡を確認。到着遅れとの因果関係は不明という。

 川越地区消防局によると、119番通報があったのは5日午後5時50分。早口で聞き取りにくく、救急隊が公衆電話付近に向かったが、通報者と接触できなかった。午後6時16分に再び同じ公衆電話から119番通報があり、住所と名前を確認して同28分に救急隊が到着。女性は玄関で車椅子に座り、ぐったりしていた。体温は40・2度あり、搬送中に心肺停止状態になった。通報したのは女性の家族で、自宅から通報する手段がなかったという。

 最初の119番通報も、録音データを聞き直せば住所と名前が分かったという。比留間富雄消防局長は記者会見で謝罪し「再発防止を徹底する」と述べた。

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