東北北部梅雨明け判断せず 天候不順で気象庁

 今年の東北北部(青森、岩手、秋田の各県)について、気象庁が梅雨明けを発表しない見通しとなった。発表は暦の上で秋が始まる「立秋」(今年は8月7日)までが目安。前線や低気圧の影響で7日も天気が安定せず、判断を見送る。平年の明けは7月28日ごろ、昨年は同31日ごろだった。

 天候を精査し、最終的に梅雨の期間を確定させる9月には、さかのぼって梅雨明けの時期を定める可能性がある。東北北部は過去6回、梅雨明けの発表を見送っている。

 気象庁によると、東北北部の梅雨入りは6月14日ごろだった。7日も北日本(北海道・東北)は天気がぐずつく。台風4号から変わった温帯低気圧が日本海から接近するほか、寒冷前線が北海道から東北に南下し、停滞する見込み。低気圧や前線に暖かく湿った空気が流れ込み、北海道を中心に西日本にかけて雷を伴う激しい雨が断続的に降る地域がありそうだ。

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