バレー女子日本代表の中田監督、主力引退も「足止めない」

オンラインでの取材に応じるバレーボール女子日本代表の中田久美監督=31日
オンラインでの取材に応じるバレーボール女子日本代表の中田久美監督=31日

 バレーボール女子日本代表の中田久美監督が31日、オンライン取材に応じ、守備の要だった新鍋理沙が6月に引退したことについて「相当悩んだ決断だったと思う。非常に残念だが、私たちは足を止めるわけにはいかない」と前を向いた。

 チームは約3カ月の自粛期間を経て、7月5日に合宿を再開した。段階的に選手を招集し、現在は黒後愛、石川真佑(いずれも東レ)ら19人が参加。今合宿では海外勢の強烈なサーブ・スパイクに対するレシーブ強化などに力を入れており、中田監督は「(東京五輪延期で)時間が増えた分、じっくりできる」と力を込めた。

 2度にわたる左膝の手術を克服したアタッカー長岡望悠(みゆ)=久光製薬=も2年ぶりに代表に招集された。指揮官は「状態は50%くらいだが、調子が上がれば戦力になる」と期待を寄せた。

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