コロナ禍を生きる

脱3密通勤 自転車快走 交通違反も増加

 5月には東京都新宿区で、首都高を食事宅配サービスの男性配達員が自転車で走行しているとの110番通報があった。杉並区では車に自転車でわざとぶつかり、車体を傷つけたとして警視庁荻窪署が6月23日に器物損壊の疑いで男を逮捕。男は自転車で車の進路をふさぐ「あおり運転」のような行為をしていたという。

 ■自動車と同じ

 6月末施行の改正道交法では、自転車でほかの車両を妨害するあおり運転も「危険行為」とみなされる。さらに、東京都などは条例を改正し、今年4月から自転車保険の加入を義務付けた。過去には、自転車側が加害者となり、多額の賠償金を命じられる事故も。歩行者の60代女性を自転車ではね、重篤な状態にさせた小学5年(当時)の男子児童の母親に対し、神戸地裁で平成25年7月、約9500万円の支払いを命じる判決が出ている。

 自転車利用者への啓発が急務だが、新型コロナの影響で、安全講習が縮小や未実施になっている状況だ。警視庁は今後、自転車の取り締まりの強化を進める方針で、同庁の担当者は「自転車は運転免許はないが自動車のように死亡事故を起こす可能性があると認識して交通ルールを守ってほしい」と話している。

 ■シェアサイクル コミュニティーサイクルとも呼ばれ、エリア内の複数の駐輪場(ポート)で自転車を借りたり、返却したりできるシステム。1回利用の場合は最初の30分が150円ほどで、その後は利用時間に応じて追加料金が加算される。

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