中国への寄付金 自民、議員数や総額公表せず

自民党本部=東京・永田町(斎藤良雄撮影)
自民党本部=東京・永田町(斎藤良雄撮影)

 自民党は29日、新型コロナウイルス禍にあった中国に対し、党所属国会議員から1人当たり5千円を募って支援する方針をめぐり、寄付に応じた議員数や総額を産経新聞の取材に明らかにしなかった。党幹事長室が文書で回答した。

 党幹事長室は「寄せられた支援金は、中国大使館に届けた。賛同した議員の氏名や人数、総額については回答は控える」とした。

 二階俊博幹事長は2月の記者会見で、所属議員の3月の歳費から一律5千円を集め、中国に寄付する考えを表明したが、保守系議員らの反発を招き、任意での寄付に方針転換していた。

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