DeNAは3-2で巨人を破った。
敵地の東京ドームがどよめきに包まれた。七回、DeNAの3番手でマウンドに向かったのは、抑えを務めてきた山崎だった。走者は出しながら坂本ら巨人の中軸を打ち取って1回を無失点。勝利に貢献した。
昨秋の国際大会「プレミア12」でも日本代表の守護神だった27歳は、今季すでに3敗。開幕が約3カ月遅れ「(開幕まで)状態を維持するのが少し難しい」と漏らしていたとおり、防御率は8点台と本調子からほど遠い。この日も制球に課題が残り、暴投などで三塁まで走者を進めながら最後は坂本を打ち取った。
試合前に配置転換を決めていたというラミレス監督は、「いい仕事をしてくれた」と評価。復活には投球内容と結果の向上が必要になる。指揮官は「精神力の強さは誰にも負けない。優勝には山崎がクローザーでなければいけない」と強調した。(小川寛太)