合気道開祖・植芝盛平の記念館、10月上旬にも開館 和歌山・田辺市

合気道開祖・植芝盛平の記念館、10月上旬にも開館 和歌山・田辺市
合気道開祖・植芝盛平の記念館、10月上旬にも開館 和歌山・田辺市
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 和歌山県田辺市出身で、合気道の開祖・植芝盛平(うえしばもりへい、1883~1969年)を顕彰する植芝盛平記念館が10月上旬にも、紀伊水道に面した同市扇ケ浜に開館する。急ピッチで工事が行われている新市立武道館の中に開設され、武道館とともにオープンする。合気道の普及団体は「植芝盛平翁を顕彰する施設としては初めてだろう」と注目しており、市教委の担当者は「市内外の人に功績を伝えたい」と話している。

 合気道の普及団体「公益財団法人合気会」(東京都新宿区)のホームページなどによると、植芝は明治44年に北海道に移住して柔術の指導を受けるなどしたが、大正8年に帰郷。15年に武道の新境地を開き、本格的に「合気の道」と呼称するようになり、昭和2年には上京した。6年に現在の東京都新宿区に合気道専門道場を建設。国内外で合気道の普及発展に力を尽くした。

 市内にはこれまで銅像や墓所などはあったが、顕彰施設は設置されず、既存の市立武道館から約2キロ離れた地点に建設する新武道館の中に記念館を建設することが決まった。

 新武道館は3階建てで、市役所前の扇ケ浜公園内で工事が行われており、完成間近。記念館は2階に立地し、新武道館の延べ床面積約3500平方メートルのうち約260平方メートルが使われる。

 展示内容は今後決めるが、市教委スポーツ振興課によると、写真パネルや年表を並べるほか、遺品の展示も検討している。

 合気会の担当者は記念館の開設について「会として喜ばしいこと。できるだけ展示内容に協力していきたい。合気道をしている人はもちろん、縁のない人も来てもらい、植芝盛平翁の足跡を知ってほしい」としている。

 新武道館建設の総事業費は扇ケ浜公園の整備を含めて約20億円。平成30年12月に着工していた。

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