コロナ休校で成績評価に苦慮 大学入試合否に影響 本紙調査(1/2ページ) - 産経ニュース

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コロナ休校で成績評価に苦慮 大学入試合否に影響 本紙調査

 47都道府県立高校を対象とした新型コロナウイルスによる休校の影響をめぐる本紙調査では、1学期の授業日数が短くなったことを受け、休校中の家庭学習を1学期の成績評価対象とした都道府県が全国で40近くに達することが18日、分かった。一部では中間テストや実技・実習の授業が行えない状況も生じているが、3年生にとって1学期の成績は、大学入試の合否判定の重要な要素になることもあり、各校は対応に頭を悩ませているようだ。

 コロナ禍での学校の成績評価をめぐっては、文部科学省が4月に「家庭学習の成果を学習評価に反映することができる」とする特例の通知を出した。休校中の学習状況の記録を提出させたり、与えた課題についての小テストを実施したりして、結果を評価に加味できるという内容だ。

 本紙が全都道府県に行った聞き取り調査によると、休校中の家庭学習の成果を1学期の成績評価の対象にすると回答したのは38都道府県に上った。

 いずれも学校再開後の定期試験の結果などと合わせて、総合的な観点から成績をつける。5月からオンラインによる学習アプリを全生徒が自宅で使えるよう整備した兵庫は「オンライン上でのテストも評価の対象」とした。

 また、神奈川は家庭学習の取り組み状況が「努力を要する」生徒には、適切な支援をした上で評価するよう各校に要請するなど一定の配慮を求めている。

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 5月中に行われることが多い中間テストの中止を一部の高校で余儀なくされた自治体もあった。

 大阪は対応策について「日々の小テストや学習成果に加え、期末考査(テスト)で評価する」。宮城はテストを実施しない場合でも、単に提出物の提出回数や小テストの結果のみで成績をつけることがないようにする、とした。