境内彩るキキョウの青 香美・遍照寺で見頃

遍照寺の境内で開花したキキョウ=香美町香住区
遍照寺の境内で開花したキキョウ=香美町香住区

 「但馬七花寺」の一つとして知られる香美町香住区の遍照寺で、夏の花・キキョウが見頃となった。梅雨の長雨が続く中、咲き競う青紫や白の花が境内を涼感で包んでいる。今月末まで楽しめるという。

 キキョウは、キキョウ科の多年草で、秋の七草の一つに数えられるが、6~9月上旬が花期。大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀の家紋でも知られている。同寺では約15年前からキキョウを植栽し、現在は約千株にまで増えた。「桔梗(ききょう)の寺」として、毎年夏になると、この花に境内が彩られる。

 石部賢應住職によると、今年はやや開花が遅いが、石部住職ら家族が毎日、株の世話を続け、花のつぼみはいっぱいになっており、これから順次色鮮やかな星形の花を咲かせていくとみられる。

 同寺では平成27年から毎年、寺のキキョウを題材にした俳句大会を開催していたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。例年ならこの時期は、県外からの俳句愛好家らの来訪でにぎわうが、地元の人は「静かな境内で、ゆっくりとキキョウ散策が楽しめます」とコロナ禍の中でも花を愛でた。

会員限定記事会員サービス詳細