自民・白須賀議員に100万 IR汚職の中国企業提供

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、自民党の白須賀(しらすか)貴樹衆院議員(45)=千葉13区=が、贈賄側とされる中国企業から現金100万円を受け取っていたことが14日、関係者への取材で分かった。白須賀氏は東京地検特捜部の任意聴取に受領を認めたが、IRに関する職務権限がなく、収賄罪での立件は見送られたとみられる。

 関係者によると、白須賀氏は平成29年12月末、当時IR担当の内閣府兼国土交通副大臣だった衆院議員、秋元司被告(48)=収賄罪で起訴=や勝沼栄明(しげあき)前衆院議員(45)とともに、中国・深●(=土へんに川)の企業「500ドットコム」本社を訪問し、マカオのカジノ施設なども視察した。その際、白須賀、勝沼両氏はそれぞれ同社側から現金100万円を受領したという。

 白須賀、勝沼両氏は、秋元被告が特捜部に逮捕された昨年12月25日、地元事務所の家宅捜索を受けていた。ただ、白須賀氏は超党派のIR推進議連に所属しながらも、副大臣だった秋元被告とは違い、政府内でIRに関する権限を持つ立場ではなかった。

 白須賀氏の事務所は100万円の受領について「当局からの聴取には真摯(しんし)に協力し、何ら法令に反する点はない旨を説明しています。これ以上の詳細は差し控えます」とのコメントを文書で出した。勝沼氏の事務所は「ノーコメント」としている。