医師過労死訴訟が和解 1億6千万円賠償受け入れ

 長崎市の長崎みなとメディカルセンターに勤務していた男性医師が平成26年に33歳で急死し、遺族が病院側に損害賠償や未払いの残業代を求めた訴訟が10日、和解した。病院側が、過労死と認め約1億6700万円の支払いを命じた昨年5月の長崎地裁判決を全面的に受け入れた。

 地裁判決によると、男性は26年4月からセンターの心臓血管内科で勤務。同年12月、自宅で心肺停止の状態で発見され、死亡した。直前1カ月の残業は159時間で、7月26日から84日連続で働いていた。

 地裁判決は「負担は極めて重かった」とし、死亡の原因が病院の安全配慮義務違反だったと指摘した。病院側が福岡高裁に控訴していた。