医療現場に届く「道の駅」の新鮮料理、人気の「古都華」も(2/2ページ) - 産経ニュース

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医療現場に届く「道の駅」の新鮮料理、人気の「古都華」も

 メニューは毎回変更。例えば5月22日は「えんどう豆ごはん」「新玉ねぎの鶏そぼろあんかけ」「イチゴ『古都華』」の3品。6月2日は「淡竹の炊き込みご飯」「キュウリの酢の物」「朝採りトマト」だった。

 毎回メニュー表を同封し、キュウリなどには丸かじりできるよう味噌(みそ)を添えるなど、新鮮な野菜を堪能できる工夫をしている。

 食事時間はそれぞれ異なるが、「夕食にしたり、持ち帰ったり。コロナの対応にあたる医師や看護師だけでなく、支えてくれるスタッフみんなで分けています。『今日は何?』って、いつも楽しみで」と話すのは、副院長兼看護部長の春木邦恵さん(61)。看護主任の藤本亜由子さん(44)も「生野菜もおいしい。何より、その心遣いがうれしくて、次の活力につながっています」と笑みを浮かべる。

 同センターは5月27日、新型コロナウイルスの対応に当たる予約制の「発熱外来クリニック」を設置。患者が安心して治療できる環境が整い、職員らの士気は上がっているという。一方、第2波への警戒や自身の感染への恐怖など緊張の糸は張り詰めたまま。感染状況によって職場が変わることもあり、精神面のケアも課題となっている。

 当初は医療従事者への風評被害も懸念されたが、春木さんは「理解してくれる方も多く、頑張らないと…」と表情を引き締める。中山所長も「西和医療センターから感謝のメッセージをもらい、職員のモチベーションも上がっている。農家の方にも喜んでもらっている」といい、7月末まで差し入れを続ける考えだ。