青森県が独自に開発したサクランボ「ジュノハート」の初競りが30日、八戸市中央卸売市場(同県八戸市)であり、上級ブランド「青森ハートビート」15粒入り1箱に30万円の値が付いた。ジュノハートは今回初めて県外に出荷され、県関係者は高値に「期待の大きさの表れだと思う」と喜んだ。
ジュノハートはハート形の大粒で、糖度約20%と甘みが強いのが特徴。中でも直径31ミリ以上と特に大きく、色つやの良いものに上級のブランド名を付けた。7月1日以降、東京と大阪の大手百貨店などで販売する。
競り落としたのは、千葉市の仲卸会社「長塚青果」。同社八戸支店の梅田信弘支店長は「県外デビューに向け、注目を集めてほしい」と期待を込めた。