栃木県は28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5人確認されたと発表した。いずれもキャバクラ「CLUB EIGHT」(宇都宮市宿郷)の従業員。同店では27日にも従業員3人の感染が判明しており、県は、県内初のクラスター(感染者集団)が発生したとの認識を示した。県内の感染者は計74人。
県などによると、5人は同市の30代の男性と10代の女性、鹿沼市の30代の男性、上三川町の20代の女性、那須烏山市の20代の女性。同店では22日に訪れた県外在住の客の陽性が判明し、接客した3人の従業員の感染も27日に明らかになった。28日に3人を除く同店の残りの従業員27人のうち25人のPCR検査を実施したところ、5人の陽性が判明。5人はいずれも軽症、もしくは無症状という。
また、陽性となった従業員のうち3人は、近所にある系列店のキャバクラ「クラブ’efu」で勤務していた時間もあったことが判明し、市は22~27日に両店を訪れた客に向け、体調不良があれば保健所に相談するよう呼び掛けている。