米大リーグ機構(MLB)は23日、新型コロナウイルスの影響で見合わせていた今季開催を正式決定し、7月23日か24日に開幕し、レギュラーシーズンを60試合の予定で実施すると発表した。
今月22日に強行開催を決めたMLBに対し、選手会が7月1日までにキャンプ地に集合することや、コロナ禍での健康と安全面の規約を含む運用マニュアルに同意した。
当初3月26日から約4カ月遅れの開幕となり、無観客開催で、AP通信によると試合数は1878年以来の少なさという。
労使は5月12日に今季開催案で協議を始めたが、シーズン縮小に伴う年俸削減幅で紛糾した。最終的に、年俸が試合数に比例した70試合制を要求した選手会が今月22日に同60試合制のMLB案を拒否。MLBは即日、強行開催の権利を行使し、7月1日までのキャンプ地集合と、運用マニュアルへの同意が可能かどうかの回答を今月23日までに求めていた。(共同)