環境省は22日、北海道の十勝岳(2077メートル)の登山道付近に「つちのこ」と読めるように石が並べられていることを確認し、人為的に作成されたもので自然公園法に違反しているとして撤去したと明らかにした。この石文字のグーグルマップの航空写真が今年3月ごろ、会員制交流サイト(SNS)で話題になっていた。
環境省によると、石文字があったのは山頂から北に約1・2キロ、標高約1700メートルの登山道付近。1文字当たり1メートル四方ほどの大きさだった。現場は黒色や白色の石が混在している場所で、環境省の担当者は「意図的に白っぽい石を集めて置いたのだろう」と推測する。
14日に環境省の職員ら4人が手作業で石をばらばらの状態にするなどし、5分で原状回復した。