米国で起きた白人警官による黒人暴行死事件を受け、人種差別に抗議するデモ行進が21日、京都市の中心街で行われた。インスタグラムやフェイスブックなどの呼び掛けで千人以上(主催者発表)が参加し「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事だ)」と声を上げた。
参加者は八坂神社(同市東山区)に隣接する円山公園に集結。事件の被害者ジョージ・フロイドさんが警官に膝で首を地面に押し付けられた8分46秒間にわたって黙祷(もくとう)をささげた後、京都市役所前まで行進した。
デモに参加した関西外国語大2年の女子学生(19)は「周りの友達のほとんどが人種差別問題に無関心。日本でも身近な問題として考えるきっかけになってほしい」と語った。