北九州、休業要請解除で飲食店など笑顔

買い物客らでにぎわう北九州市小倉北区の旦過市場
買い物客らでにぎわう北九州市小倉北区の旦過市場

 5月下旬から新型コロナウイルスの感染が再燃した北九州市で、接客を伴う飲食店とライブハウスへの休業要請が19日、解除された。外出自粛要請も解かれ、休館していた施設も順次再開。「ようやく普段の生活に戻れる」と安堵の声が上がる一方、飲食店関係者は、感染拡大を防ごうと気を引き締めていた。

 約3週間ぶりに営業を再開した小倉城(小倉北区)では、入り口で検温や消毒を実施。各地の城を見るのが趣味という八幡西区の40代男性は「久しぶりに城内を見ることができて、良い気晴らしになった」と笑顔を見せた。

 全国で都道府県境をまたぐ移動制限が解かれたこの日、JR小倉駅ではスーツケースを引く人の姿も見られた。茨城県から講演のため訪れた理学療法士、岡田慎一郎さん(48)は、以前は各地を飛び回る生活だったといい、移動ができることになりほっとした様子。ただ、「海外への出張などは、まだ先が見通せない」と漏らした。

 小倉駅前の商店街は、最近まで閉まっていた店が開き、通行人が店頭の商品を眺めていた。午後3時ごろ、開店準備をしていた居酒屋の男性店長(44)は「客足が戻ればうれしいが、油断は禁物だ。感染防止を徹底したい」と、真剣な表情で話した。