巨人が開幕戦白星で達成 通算6千勝 原監督「すごい数字」

試合に勝ち、選手を出迎える巨人・原辰徳監督、巨人・菅野智之ら=東京ドーム(中井誠撮影)
試合に勝ち、選手を出迎える巨人・原辰徳監督、巨人・菅野智之ら=東京ドーム(中井誠撮影)

 約3カ月遅れの開幕戦で挙げた白星が、大きな節目の1勝になった。巨人が、創設86年目で6千勝を成し遂げた。開幕投手を務めた菅野が7回2失点の粘投を見せ、原監督からの期待が高い吉川尚が逆転2ランで勝利を手繰り寄せた。監督は「開幕戦がそういう1勝になるというのは幸運。6千はすごい数字で、先輩方も喜んでくれている」と顔を紅潮させた。

 エースは気合の入りが違った。直球の最速は154キロを計測。立ち上がりから飛ばし、五回には走塁で左足首付近を痛めたが、七回まで続投した。名だたるエースがつけてきた18番を背負う右腕は「(6千勝を)意識するところではあった。今日はどんな形であれ勝ててよかった」と満足そうに振り返った。

 球団によると、原監督が現役やコーチ時代を含めて関わった白星は2327。全体の約3分の1に上る。ただ「勝ち星を数えながら勝負をしたことがない」というのが原監督の信念。目の前の戦いに勝利することを目指し、数字はその後についてくる副産物。巨人の歴史の重みを感じながら、12球団初の大台到達は通過点にすぎず、「1年1年戦う中でまた違った大きな目標がある」とも話した。

 目指すものはセ・リーグ連覇であり、8年ぶりの日本一。特異なシーズンを白星発進できたことは大きい。無観客だったスタンドはオレンジ色のユニホームなどで文字が描かれ、選手を後押しした。離れていてもファンの声援を胸に、次の1勝へと突き進む。(小川寛太)

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