天皇陛下の相談役、一新へ 宮内庁参与に風岡氏ら 

 ■「参与会議」位置付けに変化も

 関係者によると、平成後期の「参与会議」の中心的な話題は、上皇さまの譲位に関することだったとされる。平成22年7月の参与会議で上皇さまが初めて譲位の意向を示されて以降も、参与会議では度々、譲位が話題に上がった。当初、参与全員が翻意を促したが、上皇さまは譲られず、次第に譲位の在り方について議論が交わされるようになったという。

 今後、秋篠宮さまが皇嗣(こうし)となられたことを示す「立皇嗣の礼」の後、政府は安定的な皇位継承策の議論を本格化させるなど、皇室をめぐる諸課題は残るが「天皇陛下が即位した今、当面は差し迫った課題は見当たらない」(宮内庁関係者)とされる。参与会議は上皇さまの譲位前は月に1度程度開かれていたが、新たな参与の元での参与会議は頻度が減る見通しといい、その位置づけが変わることも予想される。

 宮内庁参与 皇室の重要事項に関し、天皇に助言する。昭和天皇時代の昭和39年、吉田茂元首相、小泉信三元慶応義塾塾長ら4人が初めて起用され、その後も政官財界や宮内庁長官経験者、学者などに委嘱された。任期や定年、定員はなく報酬も支給されない。宮内庁が人選した上で、最終的には天皇が私的に就任を依頼する。

会員限定記事会員サービス詳細