大阪府立高入試、出題範囲2割ほど縮小 - 産経ニュース

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大阪府立高入試、出題範囲2割ほど縮小

 新型コロナウイルスの感染拡大による休校などで学習内容の定着に十分な時間が取れないとして、大阪府教育委員会は、来年の府立高入試で、国語や数学など5教科の出題範囲を、学年後半に学ぶ部分を中心に2割程度縮小する方向で検討している。また、内申点の目安となる中学3年生のチャレンジテストが中止された代わりに、2年時のチャレンジテスト結果を微調整して転用する方針を固めた。

 高校入試の日程はずらさず、特別選抜を2月18日、一般選抜を3月10日に実施する予定で、縮小については19日の府教委の会議で説明。出題範囲から除外される部分も明らかにし、6月末までに府内各市町村教委を通じて各中学校へ通知する。府内の私立高校にも同様の対応を求める。

 感染第2波の到来が懸念されるが、府教委は12月末をめどに、その時点での感染状況を見極めながら必要に応じて再度、出題範囲を見直すとしている。

 府立高校は6月から段階的に再開しているが、春休みを含め3カ月近く休校。土曜授業の実施や夏休みを42日から10日に、冬休みを14日から7日に短縮することで、授業時数は確保できる見込みだが、酒井隆行教育長は「学習範囲は追い付けても、定着をはかるのに十分な時間があるとはいえない」と判断した。

 また、府教委は、府内の公立中学生を対象にした学習到達度を測る独自の「チャレンジテスト」の3年生向けの中止を受けて、現3年生が2年生だった今年1月に受けた前回テストの結果を微調整し、転用する方針を固めた。チャレンジテストは、各校が生徒の内申点(評価)を決める目安にもなっており、代替の対応を検討していた。

 学校ごとの評価のばらつきを防ぐため平成28年に導入。3年生は6月、1、2年生は1月に毎年実施している。