金与正氏、韓国に軍事的措置を警告 「共同事務所が崩れる光景を」

2018年4月、板門店での南北首脳会談で宣言に署名する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右)と金与正党第1副部長(韓国共同写真記者団・共同)
2018年4月、板門店での南北首脳会談で宣言に署名する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右)と金与正党第1副部長(韓国共同写真記者団・共同)

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(ヨジョン)党第1副部長は13日に談話を発表し、韓国の脱北者による正恩氏批判ビラの散布に対する韓国への報復措置として「次の段階の行動を決行するよう」指示したと明らかにした。朝鮮中央通信が伝えた。

 南北首脳間の合意で北朝鮮の開城(ケソン)に設置した共同連絡事務所について「遠からず、形もなく崩れる悲惨な光景を目の当たりにするだろう」と警告し、文在寅(ムン・ジェイン)政権を揺さぶった。

 さらには、韓国に対する次の「対敵行動」の行使権を朝鮮人民軍総参謀部に引き渡す方針も表明し、今後、軍事的措置が起こり得ることを示唆した。