国際重量挙げ連盟(IWF)でドーピング違反の隠蔽や前会長による不正会計が発覚した問題を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は10日の記者会見で、「われわれは重量挙げの五輪競技としての地位を検討するなど広範囲で措置を講じる権利を持つ」と述べ、パリ五輪からの除外も処分の選択肢になる考えを明らかにした。
重量挙げはドーピング違反が絶えず、以前にも五輪除外の危機に直面したことがある。バッハ会長は「深い懸念とショック」を表明し、不正に関与した疑いがある役員らは東京五輪への参加を認めない方針も示した。(共同)