都内の信金が飲食店支援

 新型コロナウイルス感染症の影響で、地域のにぎわいを支えてきた飲食店の経営が危機にひんしている。そんな飲食店を支えようと、東京都内の信用金庫が応援プロジェクトを立ち上げた。資金繰りだけでなく、本業への支援をも力を入れることで、地域経済の立て直しを後押しする。

 多摩地域が地盤の多摩信用金庫(立川市)は、テークアウト(持ち帰り)や出前が可能な飲食店の情報を集めた特設サイト「エールの扉~多摩~」を開設した。多摩地域30市町村と神奈川県相模原市の飲食店の情報のほか、飲食店支援のために不特定多数の人から支援金を集めるクラウドファンディングの情報なども紹介している。掲載を希望する店舗は多摩信金の各店に申し出る。またホームページ(HP)を開設していない店舗には、HP作成可能な会社なども紹介する。

 城南信用金庫(品川区)は、新たにテークアウトや出前などサービスを考える飲食店の経営者に職員がチラシの作成を手伝っている。写真などを提供してもらい、チラシ作成用のソフトウエアのひな型にはめていく。できあがったチラシは支店の周辺で配布する。さらに城南信金が開設した「テイクアウト支援サイト」にも情報を掲載する。

 西武信用金庫(中野区)の「エール飯」プロジェクトは、テークアウト可能な飲食店の料理を撮影。それを、短文投稿サイト「ツイッター」で発信する。東村山支店の幹部が大分県別府市での「#(ハッシュタグ)別府エール飯」のプロジェクトを知り、同市のスタッフの助言を得て始めた。すでに福生市や国分寺市にも広がっている。さらに足立成和信用金庫(足立区)は飲食店経営者を対象にした事前予約制の経営相談会を9日に実施する。

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