GI審査会「はりまの酒」味や香りチェック 52点を認定、今月から販売 

出品された日本酒の味や香りを確認する審査員=神戸市須磨区
出品された日本酒の味や香りを確認する審査員=神戸市須磨区

 原料や品質などで一定の条件・基準をクリアした播州産の日本酒に名乗ることが認められる「はりま(播磨)の酒」の審査会が、神戸市須磨区の県立工業技術センターで開かれ、関係者が酒の味や香りをチェックした。52点が認定され、今月から販売が始まる。

 国が飲食品の産地に地域ブランドのお墨付きを与えて保護する地理的表示(GI)制度に基づき、4月に姫路市や加古川市など播州地方の22市町が日本酒産地「はりま」としてGI指定された。エリア内で造られた日本酒のうち、県産山田錦や地元の水を原料とし、豊かな香味のふくらみ、心地よい酸味と軽快な後味を持つものに対し、GIの使用が認められている。

 5月22日に開かれた審査会では、味や香りが基準を満たしているかを確認する官能検査を実施。

 15社から出品された計52点がラベルを隠して並べられ、吉備国際大農学部の井上守正教授(醸造学)と同センターの日本酒担当者2人の計3人が1点ずつチェックした。合わせて、日本酒度を調べる理化学検査も実施され、出品された52点すべてが認定を受けた。

 井上教授は「山田錦は各地で重宝されているが、兵庫県産は別格。GIの導入で、播州の酒が持っている優位性をアピールできる」と期待している。

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