仙台市は3日、新型コロナウイルス感染の第2波に備えながら地域経済を活性化させるため、今年度に実施する取り組みを盛り込んだ緊急対策プランを発表した。
対策プランでは、秋以降に新型コロナウイルスの第2波と季節性インフルエンザの流行が重なることを想定。第2波を見据えた医療態勢の構築では、市衛生研究所でのPCR検査能力の強化や民間検査機関の活用など検査態勢の強化に取り組み、発熱症状のある患者がスムーズに医療機関を受診できる態勢を確保するとした。
また、地域経済の活性化では、感染拡大の影響で売り上げが落ち込んだ商店街が発行するプレミアム商品券の割り増し分の助成などを行うほか、観光需要を喚起するキャンペーンを展開し、宿泊促進を図る。
郡和子市長は「第1波の教訓を生かし、対策に全力を尽くす」と語った。