千葉県で1日に休業要請が解除された施設には、クラスター(感染者集団)発生歴がある、または高いリスクがある類する施設が含まれた。
午前10時から営業を再開した同県市川市のフィットネスクラブ「エース<アクシスコア>市川」は2月25日に複数の利用者の感染が判明し、本県で初めてクラスターが確認された。その日から3月15日まで自主休業。その後再開したが緊急事態宣言の発令を受け、4月9日から再び休業。この間、会員約2千人のうち約600人が退会したという。
再開にあたり、ランニングマシンの両脇にパーテーションを設けたほか、エアロビクスなどを行うスタジオは定員を半分にした。3カ月ぶりに訪れた女性(74)は「外出自粛で体重が増えたので、また来たい」と話していた。
カラオケボックスも再開した。千葉市の「カラオケまねきねこ千葉駅前店」も自主休業した4月3日以来、約2カ月ぶりの営業となり、接客する従業員がフェースシールドとマスクを着用し、室内の消毒作業などに追われていた。
運営会社によると、県内の「カラオケまねきねこ」25店中、23店が1日から営業を再開した。