学校再開、うれしさ一杯の新入生 不安一杯の受験生 (1/2ページ) - 産経ニュース

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学校再開、うれしさ一杯の新入生 不安一杯の受験生 

分散登校を行ったさいたま市立大宮南小の2年生の教室。空いている机の児童は、時間をずらして登校する=1日午前、さいたま市大宮区(内田優作撮影)
分散登校を行ったさいたま市立大宮南小の2年生の教室。空いている机の児童は、時間をずらして登校する=1日午前、さいたま市大宮区(内田優作撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、休校が長期化していた首都圏の学校などで1日、約3カ月ぶりに授業が再開された。久々に友達と会うことができて笑顔を浮かべる子供たち。都内の中学校では入学式が行われ、マスク姿の新中学生が式典に臨んだ。各学校では今後、感染防止のための「新しい生活様式」を意識した授業のあり方が模索される。一方、来年の入試を控えた受験生からは不安の声も漏れた。

 さいたま市立大宮南小ではこの日、午前と午後の2部に分けて授業を行う「分散登校」で学校を再開した。午前8時半と午後0時半から、それぞれ1日当たり3時限の授業を行う。登校した4年生の女子児童は「久しぶりに友達の笑顔を見られるからうれしい」と声を弾ませた。

 清水肇校長は「15日からは給食も始まるが、グループごとに食べる形ではなく全員が前を向いて食べるようになる」と話す。

 東京都杉並区の宮前中学校ではこの日、新1年生117人を迎える入学式が実施された。コロナ対策としてマスクの着用が義務付けられ、代表生徒の言葉は書面で出席者らに配布。校歌の披露は録音した音声が使用されるなど異例の態勢が取られた。

 入学式を終えた生徒らは「休校中も課題を行っていたが、中学生になった実感が持てなかった。入学式を終えてようやく中学生になったのだと実感している」と感想を語った。

 新1年生は晴れて中学の授業を受けることになるが今後の学校生活には制約を伴う。体育や音楽などの実施教科はできる範囲が限られているといい、グループ学習なども対面形式ができず、授業のあり方の模索が続くことになる。

 東京都中野区の都立富士高校付属中でもこの日、「新しい生活様式」に合わせて対策の施された校舎で新生活をスタートさせた。

 「おはようございます。検温してきましたか」

 午前9時半ごろ、教員が緊張した面持ちで登校してきた新入生に語り掛けると、手に消毒液を吹きかけた。生徒は登校前に自宅で検温し、生徒手帳に記入。検温をし忘れた生徒は、教室に入る前に検温を行って熱がないことを確認してから入室した。

 一方、最終学年となる中高3年生からは不安の声も漏れた。仙台市の市立中学の男子生徒(14)は、「これから受験にちゃんと間に合うかが心配」。