中曽根元首相設立の青雲塾が6月解散 70年超の歴史に幕

中曽根元首相=2017年11月12日、ホテルメトロポリタン高崎
中曽根元首相=2017年11月12日、ホテルメトロポリタン高崎

 昨年11月に死去した中曽根康弘元首相が塾長を務めた公益財団法人・青雲塾(石井美智子代表理事、群馬県高崎市)は26日、6月に解散すると発表した。数十万点に上るメモ類や書籍などの資料はシンクタンクの公益財団法人・中曽根康弘世界平和研究所(東京都港区)に移管。70年超の歴史に幕を下ろす。

 青雲塾は、中曽根元首相が思想運動や政治活動の拠点として昭和22年に設立。運動に共鳴した塾生が4万人を数えた時期もあったという。平成17年に公益財団化した。

 解散は「元首相の死去とともに、平和研究所が資料を引き継ぎ活用してもらうのがベスト」との判断からで、理事会と評議員会で全会一致で了承された。

 解散に伴い法人格は消滅するが、貸しホールなどとして活用している青雲塾会館と中曽根康弘資料館は平和研究所が運営する。

 平成21年から「明日の日本を担う青少年育成活動の一環」として、15~25歳の青少年を対象に続けてきた青雲塾・中曽根康弘賞論文や年4回実施してきた講演会は取りやめとなる。

 新井敏則事務局長は「一つの区切り。これからも地元の皆さんに愛される会館を維持していきたい」と話した。

会員限定記事会員サービス詳細