「監督、コーチが闘う自信持っている」柔道五輪代表維持へ - 産経ニュース

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「監督、コーチが闘う自信持っている」柔道五輪代表維持へ

男子100キロ級のウルフ・アロン(共同)
男子100キロ級のウルフ・アロン(共同)

 新型コロナウイルスの感染拡大による東京五輪の1年延期決定後、卓球や陸上マラソンなどが速やかに代表権の維持を決めたのに対し、柔道は方針決定までに2カ月近くも要した。

 全日本柔道連盟(全柔連)の強化委員会も常務理事会も最終的には全会一致で代表権の維持を決めたが、代表選手が来夏まで国内1番手の実力を維持できるかを疑問視する声が一部で上がったことも要因だ。中里壮也専務理事は国際大会が再開される目途が立たない中で「選考をやり直すにしても手段がない」と説明。金野潤強化委員長は「現場の監督、コーチが現内定選手で闘う自信をしっかり持っていることが一番の決め手」と強調した。

 男子100キロ級代表のウルフ・アロン(了徳寺大職)は常務理事会の方針を受け、「どう転んでも闘える準備はしていたので、大きな心境の変化はありません」との談話を出した。

 しかし、代表権が維持された選手の五輪までのプロセスは容易ではない。海外勢と対戦できる国際大会が開催されていないだけでなく、全柔連は政府による緊急事態宣言の延長を受け、道場などでの集団練習について自粛を要請中。金野委員長も「稽古も段階的になり、いきなり大規模な合宿や海外遠征の計画は立てられない」と認める。乱取りなどを再開するタイミングも難しく、コンタクト競技の課題に直面している。(田中充)

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