首相記者会見全文

(10)9月入学「有力な選択肢のひとつ」

--東京は医療態勢が依然逼迫(ひっぱく)している。解除に向けた基準をさらに示す考えはあるか

 「今回解除する中においても、一つは医療提供態勢ということは申し上げました。また監視態勢、これは例えばPCR検査がしっかりとできているかということですが、東京都においてはまだまだ課題があるのは事実であります。で、PCRセンターを今度全国、そして東京に新たに設けるわけでありまして、強化していく。先ほど申し上げましたが抗原検査、唾液で検査することも可能になる態勢をつくり、強化していくわけであります。東京都において病床数と退院者の数についてしっかりと確認することが大切だと思いますので、東京都にもいろんなお願いをさせていただいております。それも大変重要な要素だろうと思いますし、実効再生産数も東京ももちろん1をすでに大きく切っていると。いま0・5くらいですかね」

 諮問委員会の尾身茂会長「1を切っているかと」

 首相「1を切って0・5くらいなんだろうと思いますが、東京都は大都市としてのさまざまな特別な要素もあるんだろうと思います。そうしたことも勘案し、1週間後、また2週間後にも専門家のみなさんに検討していただきますが、その段階で、もちろん、今の基準に達していれば解除もしていきたいと思いますが、いまいわれた目標をどう考えるかということについて尾身先生からお答え頂こうと思います」

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