新型コロナの生活支援情報をAIが案内 練馬区

困りごとに応じて人工知能が自動で適切な情報を提供する(練馬区生活相談チャット専用サイトから)
困りごとに応じて人工知能が自動で適切な情報を提供する(練馬区生活相談チャット専用サイトから)

 東京都練馬区は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で生活に困窮する区民へ生活支援情報を提供するため、生活支援の情報などに特化したチャットボットを公開している。AI(人工知能)が質問に対し自動で応答するシステムで、24時間利用可能。手持ちのスマートフォンやタブレット端末でも手軽に利用できる。

 同サービスは富士通の技術提供を受けて開発された。利用者は困りごとを提示された項目から選択、あるいは直接入力していくことで、自分に合った支援制度が紹介される。特別定額給付金の申請や支給手続きの案内にも対応している。

 同区は4月27日から生活相談コールセンターを開設したが、問い合わせは1日200件を超え、別途設けた特別定額給付金コールセンターでは5月7~11日に3631件の問い合わせがあったという。

 同区の担当者は「混み合って電話がつながらないこともあるので、チャットボットで情報を得てもられば」と呼び掛けている。

 チャットボットの専用サイトは、区公式サイトのリンクから利用可能。

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