福島第1原発は今

(下)役目を終えた汚染タンクと最新技術で走る自動運転バス

 GPSで自分の位置を確かめながら、プログラムされたルートを走る。障害物は光センサーで検知し、必要に応じて徐行したり停止もする。ルートは「入退域管理施設」と「登録センター」を結ぶ往復約2キロの系統など複数ある。このバスには、自動運転交通の実用化に向け、実績を積み重ねてノウハウを蓄積するという使命もある。

 事故から10年目を迎えた廃炉の現場には、時間が止まったままの場所がある一方で、真新しい技術が日々、投入されている。行き場を失った汚染水を保管したタンクの横を、最新技術を詰め込んだ自動運転の電気バスが行き交う-。こんな風景も日常になっている。(芹沢伸生)

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