「米の情報提供なし」とWHO 武漢ウイルス研究所起源説で

 世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は4日、新型コロナウイルスの起源は、中国湖北省武漢市の研究所だとの証拠があるとポンペオ米国務長官が述べたことに対し、米国からWHOへの情報提供は何もなされていないと明らかにした。

 その上で、根拠が示されていない以上、WHOとしては研究所が起源だとの説には「懐疑的なままだ」と言及。一方で「ウイルスの起源は重要なので、いかなる情報提供も歓迎する」と述べ、米国に情報共有を求めた。

 ただしライアン氏は「起源の追求は科学者が中心になって行うべきだ。科学こそが、答えを見つけ出す」と強調し、政治問題化を懸念。また「ウイルス自体は自然起源だ」と述べ、人為的な操作などがなされたとの臆測は改めて否定した。

 ポンペオ氏が言及した研究所は、中国科学院武漢ウイルス研究所。(共同)

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