首相記者会見全文

(7)「図書館など使用制限緩和を考えている」

緊急事態宣言の延長を発表し、国民に対して改めて協力を呼びかける安倍晋三首相=4日午後、首相官邸(春名中撮影)
緊急事態宣言の延長を発表し、国民に対して改めて協力を呼びかける安倍晋三首相=4日午後、首相官邸(春名中撮影)

(6)から続く

 --感染者数が期待したほど減少しなかった要因は

 「緊急事態宣言を発出してからの1カ月間で、最低でも7割、極力8割人との接触を避けていただきたいというお願いをさせていただきました。本当に多くの方々がご自宅で過ごしていただいていると思います。新規感染者数の減少はまだ十分なレベルとはいえないわけでありますが、例えば先ほど申し上げましたように、夜の街につきましても全国で多くのいわゆる夜の町においては、だいたい1割、1割を下回るところもあります。営業しているところがですね」

 「人の流れはほとんどもうなくなっているわけでありますが、また、例えば駅の改札などの通過数をみますと、実はこれ、8割から9割減っているんです。つまり8割はそういうところでは大きく上回っている。夜の町でもいわば8割を上回っているという大変なご協力をいただいています。そもそも罰則がない中でそこまでいただいている。協力をいただいていることに感謝を申し上げたいと思いますが、ただ、医療現場の過酷な状況の中において、さらなる努力が必要であると。1日の新規感染者を、退院回復される方、100人。100人の水準以下に抑える必要があるとそのように判断をしたということであります」

 「しかし、その中でも先ほど申し上げましたようにそういう成果が出てきておりますので、この13都道府県におきましても、8割の接触回避のお願いをいたしますが、博物館や美術館や図書館などの使用制限を緩和したいというふうに緩和し…考えているところであります。補償等につきましては先ほど申し上げました、持続化給付金について1日も早くお手元にお届けしたいと、こう思ってます。これは国際社会で見ても遜色のない支援レベルだと思っています」

会員限定記事会員サービス詳細