浪速風

憲法記念日 何を祝う?

明日3日は憲法記念日である。だが連合国軍総司令部(GHQ)スタッフが大急ぎで作ったこの憲法の、一体何を祝うのだろう。コロナ禍のような非常事態下で、私権を制限してでも社会を守る緊急事態条項もない。

▶この最高法規のもとでできた改正新型インフルエンザ等対策特別措置法にしても、ザル法である。休業を要請してもパチンコ店は営業を続け、客が行く。休業の指示をしたところで、背いても罰則はない。この危うさは誰の目にも明らかだろう。西村康稔経済再生担当相が場合によっては罰則を設ける考えを示し、全国知事会もそれを国に求めたのも、当然のことである。

▶護憲勢力は国家権力を警戒し、個人の権利を重視してきた。人権は大切だが生命あってのものである。憲法をありがたがってきたからこんな事態になった。作家、永井荷風の日記「断腸亭日乗(だんちょうていにちじょう)」昭和22年5月3日から再び引く。「米人の作りし日本新憲法今日より実施の由(よし)。笑ふべし」