日本維新の会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、所属国会議員の6月分の期末手当を3割(1人約64万円)削減して医療機関などに寄付することを決めた。対象は27人で、総額は約1728万円となる。
片山虎之助共同代表は4月30日の記者会見で、手当カットの理由について「(新型コロナの感染拡大があっても)国会議員や公務員はボーナスも給料も減らない。困っている人はたくさんいる」と説明した。
維新は4月27日に成立し、議員歳費を5月から1年間にわたり2割削減する法改正をめぐる議論で、期末手当も削減すべきだと提案していた。
遠藤敬国対委員長は「われわれと思いを共有し、各党が賛同してくれることを期待している」と訴えている。