阪神の西勇が医療用マスク4万枚寄贈へ

医療用マスク4万枚を寄贈することを発表した阪神の西勇=3月、神宮球場
医療用マスク4万枚を寄贈することを発表した阪神の西勇=3月、神宮球場

 阪神の西勇輝投手が30日、オンラインで取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大で不足する医療用マスクを大阪府、兵庫県の医療機関に4万枚寄贈することを発表した。新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)し「誰がかかってもおかしくない状況で、最前線で医療の方がやってくださっている」と医療従事者への感謝を口にした。

 知り合いの医療従事者から医療機関の現状を聞き、病院内の従事者の多くが同じマスクを除菌して使い続けていることなどを知ったという。知り合いを介してマスクを購入できる会社を見つけ、寄付を決断した。マスクは5月上旬に医療現場に届く予定。

 西勇は日本赤十字社などに継続的に寄付活動を行っている。昨年11月、球団から社会貢献活動に取り組んでいる選手を表彰する「若林忠志賞」を受賞し、この活動資金をマスク購入費用の一部に充てた。

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