大阪府立図書館で郵送貸し出しスタート 5月1日から

 コロナウイルス感染拡大を受け外出自粛中の府民に読書を楽しんでもらおうと、大阪府立図書館は5月1日から郵送による図書の貸し出し事業を始める。

 貸し出しの対象となるのは、中央図書館(東大阪市)と中之島図書館(大阪市)の府立図書館2館で貸し出し可能な図書と視聴覚資料で、一度に借りられるのは20点まで。図書館の利用登録が必要で、送料は利用者負担となる。

 最初に借りたい図書などの予約を電話かファクス、または図書館のホームページで行う。図書館側は借りたい図書の用意ができるめどを利用者に伝えるので、利用者はその時期に再度図書館へ連絡。用意できていることが分かれば改めて電話かファクスで郵送手続きを依頼する。手続きの翌日に発送され、早ければ2、3日で手元に届く予定だ。

 貸し出し期間は3週間だが、臨時休館がその後も続く場合は延長して借り続けることができる。返却手続きは開館後、図書館の窓口で行うか、返却ポストへの投函、利用者が送料を負担する形での郵送・宅配でも受け付ける。

 同館の担当者によると、臨時休館となってから今月下旬までの間、貸し出しができない予約図書が2館で約1万点にのぼったという。「図書館は生活の一部。読書がしづらい環境で少しでも多くの人に本を届けたい」としている。

 詳細は大阪府立図書館HP(https://www.library.pref.osaka.jp/site/info/rk-service.html#yuso)。

 問い合わせは中央図書館(06・6745・0170)。

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