横瀬町とJICAがオンライン講座 外出自粛でも国際交流「今だからこそ遠くの人と共感」

 横瀬町と国際協力機構(JICA)が、ビデオ会議システムを使ってアフリカやアジアの人たちと交流できるオンライン講座を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で国際交流の機会が減る今だからこそ、世界に目を向けてもらおうという取り組みだ。休校中の小学生から大人までが参加しており、町の担当者は「内向きになりがちな今だからこそ、遠い国の人と共感できることを見つけてほしい」と話している。

 「マラウイの子供たちはどんな遊びをするんですか」

 4月中旬、各地で外出自粛が呼び掛けられる中、インターネットのビデオ会議で子供の元気な質問が飛んだ。画面の向こうはアフリカ南部のマラウイだ。

 JICAが利用する宿舎を管理するフランシスコ・ジョセフ・ピリさん(42)が「サッカーをするのが好きですよ」と答えた。ピリさんは、マラウイでも学校が閉鎖され子供たちは授業再開に備えて家で勉強していることなども紹介した。

 町によると、参加者からは「素晴らしい機会」「小3の息子がマラウイの手洗い事情に興味を持った」といった感想が寄せられた。

 町が国際交流事業の一環として企画し、これまでにマラウイ、ネパールとつなぎ、今後も複数の国との交流を予定している。参加は無料で、町民に限定せず、誰でも町のホームページからアクセスして交流できる。

 JICAから出向中で、講座を企画した町のまち経営課、勝間田幸太主査(32)は「今はオンラインでしか話せないが、いつか日常が戻ったときにその国に足を運び、実際に会って話してもらえたら最高だと思う」と期待している。