札幌で最多の26人感染 「大きな第2波」 17人が経路不明

札幌市の秋元克広市長(寺田理恵撮影)
札幌市の秋元克広市長(寺田理恵撮影)

 感染が拡大している新型コロナウイルスをめぐり、札幌市は25日、同市内で26人の感染が確認されたと発表した。同市の1日の感染者数では過去最多。このうち17人が感染経路不明となっており、市中感染の可能性がある。市の担当者は「第2波が大きな波となってきている」と警戒感を示した。

 札幌市内では3病院で院内感染が相次いでいたが、市によると、この日判明した院内感染は6人にとどまった。一方、院内感染以外で陽性と確認されたのは20人で、このうち17人の感染経路が分かっていない。

 市によると、経路不明の17人のうち2人は同じ介護施設に勤務する介護職員。市は、施設の利用者名簿を基に感染の拡大状況を調査している。市内では、24日にも別の介護施設に勤務する介護職員の感染が判明している。

 さらに、市は集団感染が起きた可能性があるコールセンターの調査を進めていることも明らかにした。

 25日に判明した院内感染6人のうち4人は「札幌呼吸器科病院」(同市白石区)の看護師3人と入院患者1人で、同病院の感染者は計51人に。残る2人は「国立病院機構北海道がんセンター」(同)の看護師で、同センターの感染者は計59人となった。

 札幌市では、20日時点で治療中の患者が139人に急増。秋元克広市長が21日の記者会見で、市内の感染者受け入れ病床を171床から500床に増やす方針を表明したばかり。

 25日時点で治療中の患者は208人に上り、市の担当者は「(回復した軽症者を対象とする)宿泊療養を活用して吸収している。緊急に病床を確保しなければならない」と述べた。

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