企業の資金需要が急上昇し、「リーマン」超え 日銀調査

日本銀行本店=東京都中央区(川口良介撮影)
日本銀行本店=東京都中央区(川口良介撮影)

 日本銀行が21日発表した4月の主要銀行貸し出し動向調査によると、1~3月期の企業の資金需要の強さを示す判断指数(DI)はプラス14となり、前回公表した昨年10~12月期のプラス2から大幅に上昇した。今後3カ月の見通しも前回のマイナス1からプラス46に急上昇し、リーマン・ショック直後にあたる平成21年1月のプラス43を超え、過去最高を更新。新型コロナウイルスの感染拡大で、企業の厳しい資金繰り状況が浮き彫りになった。

 1~3月の企業向けDIは、大企業向けが5ポイント上昇のプラス6、中堅企業向けが6ポイント上昇のプラス6、中小企業向けが12ポイント上昇のプラス13だった。大企業に比べ中小企業の資金需要が強く、中小企業向けでは製造業が12ポイント上昇のプラス12、非製造業が9ポイント上昇のプラス11となり、業種を問わず資金需要が増していることが分かった。

 DIは民間の銀行や信用金庫など50の金融機関を通じて調査し、資金需要が増加すると答えた金融機関の割合から減少すると答えた割合を差し引くなどして算出している。

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