「疲弊」保健所に支援チーム 大阪府市が人員強化

「疲弊」保健所に支援チーム 大阪府市が人員強化
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 新型コロナウイルスの感染への対応に追われる保健所の負担が増大し、大阪府と大阪市が態勢強化に乗り出した。府は司令塔の支援チームを結成、電話相談の対応や感染の有無を判断するPCR検査の検体回収・搬送といった業務をサポートする。府内で市町村別の感染者数が最多の大阪市も、新たに看護師を配置するなど人員拡充を進めている。

 「保健所は常に厳しい状況で大阪府が支援部隊を作った。人員は増強していきたい」。吉村洋文知事は20日、記者団にこう述べた。

 中でも大阪市保健所の勤務態勢は「深刻」だ。大阪市保健所と市内24区の保健福祉センターの人員は計約330人。市保健所は1日千件以上、同センターも計500件以上の電話相談に対応している。

 府内で19日までに確認された感染者1211人のうち、市町村別(調査中を除く)で大阪市は4割超の536人と最も多い。吉村氏によると、一部は大阪市外で受け入れているという。

 大阪市は一般部局の保健師6人をすでに保健所などに配置。20日から各保健福祉センターの電話対応要員として、派遣会社の看護師を2人ずつ順次派遣している。保健師OBら約30人にも現場復帰を依頼し、数人が応じた。

 電話相談は、熱や倦怠感(けんたいかん)があり、感染が疑われる人を対象に土日を含めて24時間受け付けている。その多忙さは大阪市に限ったことではない。

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