東京都内の落とし物、昨年は現金38・8億円で過去最高額 ドローンや車いすも 

東京都内の落とし物、昨年は現金38・8億円で過去最高額 ドローンや車いすも 
東京都内の落とし物、昨年は現金38・8億円で過去最高額 ドローンや車いすも 
その他の写真を見る (1/2枚)

 昨年、東京都内で届けられた落とし物は415万2190件(前年比0・3%増)で、統計が残る平成元年以降で過去最多だったことが、警視庁遺失物センターのまとめで分かった。現金も約38億8400万円で過去最高額となり、7割超の約28億4400万円を持ち主に返還。訪日外国人客の増加に伴い、指差しボードの導入など、落とし物をした外国人への対応も進んでいる。

 遺失物センターによると、昨年中の都内の落とし物は、免許証やパスポート、クレジットカードなどの証明書類▽交通系ICカードなどの有価証券類▽衣類・履物類▽財布類▽傘類-の順に多かった。

 「落とし物は流行や季節、世相を映し出す」(担当者)といい、小型無人機ドローンや、若者に人気のタピオカが入った段ボール箱の落とし物も。高齢化社会を反映してか、入れ歯や車いす、松葉づえなども目立ったという。

 一方で、昨年10月の消費税増税に伴うポイント還元で、商店などでのキャッシュレス決済の導入が進んだにも関わらず、現金の落とし物の合計額は過去最高を更新した。

 都内の交番や警察署に届けられた落とし物は、持ち主が判明しないまま約1カ月間が経過すると文京区内の遺失物センターに送られる。最大で体育館ほどの広さがある複数の保管庫には、常時90万点以上の落とし物を保管。目を引くのは、傘がぎっしりと詰め込まれたケージの大群だ。1本ごとに拾得場所などを記入したラベルが貼られ、照会があればすぐに確認できる態勢を整えている。

会員限定記事会員サービス詳細