【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】コロナ明けの過密日程、阪神が主張すべきは外国人の1軍枠撤廃(3/5ページ) - 産経ニュース

メインコンテンツ

「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記

コロナ明けの過密日程、阪神が主張すべきは外国人の1軍枠撤廃

 実はオンラインによる12球団の会議などで話題になっているのが、1軍枠の拡大なのです。現在は1軍登録枠29人です。2年前までの28人から1人増枠されたのです。これは、ブレークスルードラフト(大リーグのルール5ドラフト)の導入を求める選手会に対し、飼い殺しの選手を一人でも救う発想から、阪神・谷本修副社長兼本部長が選手関係委員会の委員長として発議して導入されたものです。

 今回の異常事態の中でNPBも12球団の代表たちも今季だけに限り、1軍枠の拡大に賛成しています。なぜか…といえば、例えば6月19日に開幕して100試合を行うとなっても、当然ながら雨天中止などが出てきてシーズン後半は超過密日程になります。現状では全球団がクライマックスシリーズの存続を求めていますから、試合数が削減(ファーストステージ1試合、ファイナルステージ4試合)となっても、後ろの期日は動かせません。となると、8月以降は移動日なしの連戦やダブルヘッダーが頻発に行われることになるでしょう。となれば1軍枠29人では選手の数が足りないのです。過密日程の中で故障者も出るはずですね。

 試合を消化したくても選手の数が足りない…。そんな事態を避けるには1軍枠を現状の29人から40人ほどに拡大してもいいはずですね。先に少し触れた抹消期間の短縮も同時並行した対策でしょう。

戦うレベル保つために

 ただ、そこで着目するのが「戦うレベル」の問題です。たとえ非常事態だとはいえ、1軍枠を40人に拡大することで、1軍のレベルに達していない1軍半や2軍の選手を無理やり、1軍の試合で起用するのか…。これは球界全体のレベルの低下を招きませんか。野球ファンが望む、激しく厳しく、高度なレベルの試合を見せる-という本来の姿とは離れてしまいかねませんね。そこで出てくる議論が外国人選手の1軍枠の問題でしょう。