「コメディアン超越した表現者」小柳ルミ子さんが語る志村けん(1/2ページ) - 産経ニュース

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「コメディアン超越した表現者」小柳ルミ子さんが語る志村けん

「コメディアン超越した表現者」小柳ルミ子さんが語る志村けん
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 新型コロナウイルス感染による肺炎で、先月29日に亡くなったコメディアンの志村けんさん=享年70。歌手の小柳ルミ子さん(67)は、志村さんがデビューする前から公私にわたって付き合いがあった一人だ。芸能界の先輩として、時に志村さんの姉や母の立場にもなった小柳さんが、長年の「戦友」について静かに語った。(聞き手 兼松康)

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 けんちゃんには「ルミ子は泣き虫だな」とか「笑い上戸だな」とよくいわれていました。「8時だョ!全員集合」にゲスト出演した歌手としては私が最多でしたし、けんちゃんとは毎回のように夫婦コントもやっていて。

 あの夫婦コントは、台本はあっても空白で、2人におまかせという状態でした。毎回、決まったセットで、「今回はどうやろうか」と2人で話し合って決めていたんです。けんちゃんがほとんどを考えていましたけどね。

 年齢は2歳半ほどけんちゃんの方が上。けんちゃんがドリフのメンバーになる前、坊やの頃から知っていて。けんちゃんがドリフの正式メンバーになる前に組んでいたコンビ「マックボンボン」の頃には、私のショーの前座に出てくれたこともあった。だからけんちゃんにとっては、私は戦友であり、姉であり、ときには母であり、先生でもあったり。

 だから誰もけんちゃんに言えないようなこと、例えばコントを見て、こうした方がよかったとか言ったり。街で拾った「ドリフがやったら面白いんじゃないか」というようなネタをけんちゃんに話したり。

 メンバーになるまでの苦しい時代を知っていますから、正式メンバーになった後も、仕事の現場で会うだけでなく、本当に公私にわたって仲良くしてた戦友みたいなものなんです。