【医学部受験の現場から(16)】入試改革には子供より前を走る保護者が必要 河合塾・山口和彦(1/2ページ) - 産経ニュース

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医学部受験の現場から(16)

入試改革には子供より前を走る保護者が必要 河合塾・山口和彦

最後の大学入試センター試験に臨む受験生ら=1月18日、東京大学
最後の大学入試センター試験に臨む受験生ら=1月18日、東京大学

 医学科受験に成功している受験生の多くは、彼らの保護者がそれなりに多くのことを勉強し、いろいろな情報に精通していることが多い。医学科入試は受験までに検討すべきことが多いため、保護者がよいマネジャーになって積極的に関わる方が有利なのだ。

 そういう保護者は、子供とコミュニケーションをとることにも積極的で、子供の考え方を大人にするためにうまくリードしているといえるだろう。

 予備校内で保護者講演を行ったとき、保護者の関心の度合いで入試結果が歴然と変わるのは興味深い。具体的には、入試情報講演会や三者面談に保護者参加の少ないクラスでは、合格者も少ないという現実がある。残念ながら、子供のことも受験のことも正確に把握していない家では成功の確率が低いのだ。

 仕事が忙しいから学校任せ、子供任せという保護者がおられるが、遠方からわざわざ参加される医師や大学医学部の教授の方もおられることを考えると、どう時間をつくるかは保護者個人の創意工夫のように思う。

 子供と積極的に関わる時間は、自分の工夫でつくる以外には誰も手伝ってはくれないし、「忙しい」とばかりいう人はいつも多くのチャンスを逃すものだ。

 2021年度から「入試が変わる」といわれている。入試はもともと「高(校)大(学)接続改革」の中間に位置づけられているものだから、その改革に伴って入試制度に工夫が加わることは当然だろう。