浪速風

「何か自分にできること」マスク騒動に品性が見える

山梨県の長崎幸太郎知事(右)に手作りのマスクを贈る滝本妃さん=県庁(渡辺浩撮影)
山梨県の長崎幸太郎知事(右)に手作りのマスクを贈る滝本妃さん=県庁(渡辺浩撮影)

マスク騒動に人の品性が見える。先日、お年玉貯金から8万円を材料代にあて、手作りのマスク600枚余りを山梨県に寄付した甲府市の女子中学生が話題になった。同じ頃、大量のマスクをネット販売し888万円を売り上げた県議がいたが、1枚の価値が随分違う

▶シャープが2月末にマスク製造を発表したとき「今から?」と思ったのはこちらの見通しが甘かった。ついにトヨタ自動車もマスク(医療用フェイスシールド)を作るという。マスクの話題を聞かない日はない

▶その中でソフトバンクの孫正義氏がマスク100万枚を個人調達し、配るそうだ。楽天の三木谷浩史氏は、個人所有するホテルを大阪府に無償提供するらしい。こんなときだからこそ「何か自分にできることを」と思うのが社会の中で生きる人間というものだろう。思い出したのは昨年正月、お年玉1億円を大盤振る舞いした人がいたことだ。今こそ、そのお金を使ってくれればよかったのに。