特殊詐欺グループ関与の元巡査に懲役5年 横浜地裁

 特殊詐欺グループに関与し、被害者からキャッシュカードを盗むなどして、窃盗罪に問われた元神奈川県警巡査、蕪木紀哉(かぶらき・かずや)被告(25)の判決公判が8日、横浜地裁(吉田勝栄裁判官)で開かれ、吉田裁判官は懲役5年(求刑懲役6年)の実刑判決を言い渡した。

 吉田裁判官は量刑理由で、「動機に酌量すべき点は認められず、被害金額は1600万円を超えるなど結果も重大」と指摘。現職の警察官にもかかわらず、特殊詐欺に加担したことは「職業倫理はもとより規範意識が全く欠落していたというほかなく、犯行は悪質」とした。

 判決などによると、氏名不詳者らと共謀し、昨年9月からの約1カ月間に、同県内で発生した複数の特殊詐欺事件に関与。被害者からだまし取ったキャッシュカードを使い、現金計約1660万円を引き出すなどしたとしている。