首相記者会見全文(2)「このペースで感染者増えれば、1カ月後に8万人超す」

「新型コロナウイルス」 緊急事態宣言を発令し、会見する安倍晋三首相の影像が流れる街頭モニター=7日午後、大阪市中央区(鳥越瑞絵撮影)
「新型コロナウイルス」 緊急事態宣言を発令し、会見する安倍晋三首相の影像が流れる街頭モニター=7日午後、大阪市中央区(鳥越瑞絵撮影)

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 「医療への負荷を抑えるために最も重要なことは、感染者の数を拡大させないことです。そしてそのためには何よりも、国民の皆さまの行動変容、つまり行動を変えることが大切です。(改正新型インフルエンザ等対策)特別措置法上の権限はあくまで都道府県の知事が行使するものでありますが、政府として、関東の1都3県、大阪府と兵庫県、そして福岡県の皆さまには特別措置法45条第1項に基づき、生活の維持に必要な場合を除き、みだりに外出しないよう要請すべきと考えます」

 「事態は切迫しています。東京都では、感染者の累計が1000人を超えました。足元では、5日で2倍になるペースで感染者が増加を続けており、このペースで感染拡大が続けば、2週間後には1万人、1カ月後には8万人を超えることとなります。しかし、専門家の試算では、私たち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができます。そうすれば爆発的な感染者の増加を回避できるだけでなく、クラスター対策による封じ込めの可能性も出てくると考えます。その効果を見極める期間も含め、ゴールデンウイークが終わる5月6日までの1カ月に限定して、7割から8割削減を目指し、外出自粛をお願いいたします」

 「繰り返しになりますが、この緊急事態を1カ月で脱出するためには、人と人との接触を7割から8割削減することが前提です。これは、並大抵のことではありません。これまでも、テレワークの実施などをお願いしてまいりましたが、社会機能を維持するために、必要な職種を除き、オフィスでの仕事は、原則自宅で行えるようにしていただきたいと思います。どうしても出勤が必要な場合もローテーションを組むなどによって、出勤者の数を最低7割は減らす。時差出勤を行う。人の距離を十分に取るといった取り組みを実施いただけるよう、全ての事業者の皆さまにお願いいたします。レストランなどの営業にあたっても換気の徹底、お客さん同士の距離を確保するなどの対策をお願いします」

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